ひふ
丸まってみても、眠れなかった。
私はその日、朝から不満をぶつけてみて
それを反省して
夜に謝って
だから、私の希望を言ってみたけど
一つも通らなくて
そしたらこれから一生
相手の事だけを受け入れなきゃいけないんだと思ったら死にたくなった
体重が増えて減らなくなった時も死にたくなったんだけど
それより、もっと、ひどい。かんじ。
梅雨特有の温度が肌に纏わりついて
私の皮膚の温度が下がる
心臓も冷たい気がする
手放しで私を抱きしめてくれる人が
この世にいたら泣いちゃうな
でもいないから
丸まって私が私を抱きしめる
ありきたり
明日はあったかいコーヒーを私のためにいれるんだ。
カフェオレもいいな。甘めのスコーンと一緒に。
熱い紅茶もいいな。
でもそう、私自身が提供する以外、私にコーヒーも紅茶も淹れてくれる人はいない。